明けましておめでとうございます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
平素は弊社ディア・レストグループの運営に、皆様方の深いご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
光陰矢の如し。月日が経つのは本当に早いですね。本年4月に、ディア・レストグループ創立企業である弊社、株式会社M&Cコラボレイションが創立20周年を迎えます。この20年間、幾多の苦難、困難や試練がございました。筆舌に尽くし難い出来事もございました。ここまで辿り着くことが出来ましたのは、ひとえに関係者の皆様方のお陰でございます。あらためて深く深く御礼を申し上げます。この周年を機に、更なる社業の発展のために励んでいく所存でございますので、引き続き皆様のご支援ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
さて、数年ぶりに行動制限がないお正月を迎えました。天候にも恵まれたこともあり、それぞれの地域の神社にも、初詣に三が日は多く参拝者が訪れておりました。今年こそは、新型コロナウィルスが収束され、良い年にしたいという期待の表れだと思います。
約3年前に発症した新型コロナウイルスは収束に向けて新たな局面を迎えたのではないかと思います。欧米諸国は、早い段階で感染予防対策を緩和し「ウィズコロナ(コビット)」を進め、日本においても昨秋ごろから行動制限が緩和され感染対策や「ウイズコロナ」の環境にも少し慣れ、昨年11月にシオノギ製薬の治療薬も緊急承認されました。そして今春をめどに感染症法上の分類を5類に移行する方向で検討されております。中国は強硬に対策をしてきた「ゼロコロナ」を経済減速による焦りや国民の猛反発により、隔離政策を緩和し「ゼロコロナ」を事実上断念をしました。これは新型コロナウィルスの定着を意味し、人類敗北というべきかもしれません。おそらく、これからはウィズコロナで様々な活動をしていくことになるでしょう。
引き続き職員の皆様にはエッセンシャルワーカーとして、利用者様の安心安全のために協力・理解を、そしてご家族様を始め関係者の皆様には、ご理解、ご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
ウィズコロナでの活動は、生活はもちろんのこと職場においても安全性を確保しながら日常を送っていくことが必須とされています。(ニューノーマル=新常態)いよいよ新型コロナウィルスとの共存が必要となった現在、ニューノーマルを意識した行動がさらに求められるようになりました。施設としても個人としても「IT・DXに関するスキル」を高め、端的に物事を伝えることができる「コミュニケーションスキル」の習得は不可欠だと思います。
コロナ禍の中、昨年の2月にロシアがウクライナに侵攻するという歴史に残る大きな出来事が起こりました。プーチン大統領の大ロシア復権という情念が主要動機であり、国連安全常任理事国の暴挙は世界を震撼させました。ウクライナ危機で、日本と米国の金利差の拡大で円安は加速しエネルギー価格が高騰し、世界の多くがインフレに見舞われました。国際経済の不安定化とともに日本企業の業績に大きな影響を及ぼしました。介護施設にとっても少なからず影響がございました。残念ながらこの紛争は政治的、経済的、軍事的な決戦の戦いとして長期化し続けるだろうと言われております。新型コロナウィルスの感染拡大から3年、世界の分断はさらに深まっています。しかしコロナ禍で途絶えていた人々の対面交流も復活し始め、分断を超える一歩を踏み出したと言われております。国連などの国際機関の機能が回復し、ロシアのウクライナへの侵攻を一刻も早く終わらせてほしいと切に願うばかりです。
いよいよ2年後に団塊の世代が後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障給付費が増大する「2025年問題」に直面します。
一昨年12月に規制改革推進先会議の医療・介護部会で、現行3対1となっている介護施設や特定施設などの人員配置基準を、段階的に4対1に見直していくことなどが提言されましたが、厚生労働省は先月12月に「全世代型社会保障構築本部」で介護人材の確保に向けた政策をまとめた「政策パッケージ」を新たに公表しました。「3対1より少ない人員で運営することが可能となる」「先進的な取り組みを実施している施設人員基準を柔軟に取り扱う」との考え方を示しました。
また、介護保険制度改革に向けた社会保障審議会・介護保険部会の意見がとりまとめられました。2024年(令和6年度)介護保険制度改正見直しポイントは5つありますが、最大の争点となっている「給付と負担の見直し」をはじめ期限は違えど全て結論は先送りになりました。今年6月に「骨太方針2023」が策定されるため、事業者として今後、介護保険制度の動向を注視していく必要がありそうです。
総務省の統計が一昨年に発表され、日本の総人口は国別にみた人口規模ランキングで日本は初めてトップ10から陥落しました。従って外国人介護人材の雇用は不可欠です。そのような中、約2年前から水際対策による多くの外国人の入国が停止されましたが、やっと昨春に入国が緩和され昨年1年間で弊社グループで約30人の外国人介護人材(在日の介護特定技能者含む)を雇用することが出来ました。グループ内では既に介護技能実習生3号の数名が実務者研修を受けております。今年度から、外国人介護福祉士の将来の誕生を目指して外国人介護人材の育成を(日本語教育支援も含め)強化をしてまいります。
昨年末に、唯一と言っていい明るい出来事がございましたね。サッカーの日本代表のカタールワールドカップでの活躍です(個人的にはサンフレッチェ広島のカップ戦の初優勝も)。残念ながらベスト16で惜敗しましたが、チームが一つになって一致団結して、強豪国ドイツとスペインに勝利し1次リーグを突破した姿に大きな感動と勇気をもらいました。全く違う話題ですが、昨年の日経広告大賞に大手商社の丸紅が選ばれました。人気アニメ「ONE PIECE」を舞台に「もしワンピースの世界に丸紅がいたら」というストーリーです。「できないことはみんなでやろう」ワンピースの仲間たちがそれぞれの強みを生かしながらゴールを目指す世界観と重ねてのストーリーになっているそうです。チームがゴールを目指す為にはとても大切な事ですね。まさに日本代表もチームとして同じ姿勢だったと思います。
「新時代」を迎えた今年は、(くしくも昨年公開された劇場版「ONE PIECE」の主題歌=新時代)DX、SDGs、ニューノーマル、AI社会などなど、これまで人類が一度も経験したことがない新しい次元をつくるクリエイティブな更なる力が求められております。20周年を迎える本年は、チームで同じゴールを目指して「できないことはみんなでやろう」という姿勢を大切に、新しい次元をつくるクリエイティブな発想力を培い、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
今年は兎年です。有名な格言に「兎の登り坂」がございます。5月には岸田総理が広島出身として実現したG7広島サミットが開催されます。順調に進み「国際平和文化都市」HIROSHIMAとして世界に向けて平和な世界の実現を発信し、成功することを心から祈念しております。
これまで理想とする企業像や企業理念を実現するために、経営者として様々な提言をしてきました。そして、私が経営者としていきついたビジョンが「AS ONE = 一致団結」です。今後、市場や政策や制度がどう変わろうとも、利用者の皆様へのサービスの質の向上、質の高いかつ効率的な介護の提供を目指して、常にAS ONEであれば、成果をあげ評価もされ淘汰されることはないと信じています。
『「しょうがない」を漢字で書くと「笑がない」。「笑がない」って諦めていたら笑いのない世の中になってしまう。でも「やってみま笑!」って笑い、楽しみながら動いたら必ず笑いがあふれる世の中になる。』
皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
M&Cコラボレイションは、まだまだ医療・介護の連携が不十分な時代に、これからは不可欠であるという代表取締役 藤川の想いにより、 M (メディカル・医療)とC(ケア・介護)の融合を掲げ、高齢者施設の運営を複数の協力医療機関との連携のもとに手掛け、入居者様へ安心と信頼と共に多様なニーズヘお応えするサービスを提供しています。グループとしては可部・福山・三次・岩国で有料老人ホーム、府中市でグループホームの運営をしています。
私は一般介護職として入社をして、ミドルマネージャーや小規模事業所の管理者の経験を経て8年前に「ケアホーム ディア・レスト可部」の施設長に抜擢をいただきました。
ディア・レストグループの特徴は、行事やレクリエーションが非常に多いところです。日常生活の延長線沿いの介護として、生き甲斐づくりや楽しみづくりを大切にしており、グランドゴルフ、音楽療法、外出レク、売店、麻雀、アニマルセラピーなど、カレンダーに空きがないぐらい取り組んでいます。私も得意のギターを片手に、行事やレクにも積極的に参加をしております。また、代表自らも率先し「お好み焼きやっちゃん」として施設のお祭りなどで入居者様やご家族に腕を振るっておられます。
また、福利厚生や働き甲斐づくりに力を入れ、ICT化(2018年導入)で業務の効率化を図っております。介護業界は全体的に人手不足といわれていますが、その効果もあり幸いにも人材の育成や定着にも繋がっております。
少子・超高齢社会・働き手不足の時代の中ですが「医療・福祉の連携と生活・介護の融合により終の棲家として多様なニーズに応じたサービスを提供します」という企業理念と何よりもグループが理想とする理念や企業像を実現するための具体的なビジョンとして、代表が掲げた「AS ONE=一致団結」を旗印にチームワーク(ケア)を大切に入居者満足(CS)と職員満足(ES)を追求する施設運営を関係各位のお力添えをいただきながら引き統き手掛けて参ります。
会社名 | 株式会社 M&Cコラボレイション |
本社所在地 | 広島市安佐北区亀山1丁目17-16 |
設立 | 平成15年4月4日 |
資本金 | 8,700万円 |
代表取締役 | 藤川 泰成 |
事業目的 | 1.有料老人ホームの経営 2.特定施設入居者生活介護事業 3.介護予防特定施設入居者生活介護事業 |
従業員 | 56名 |
取引銀行 | 広島信用金庫 |